2007年06月27日

「にっぽん」からダストボックスが消える日〜ゴミ問題〜

今回から新たに特別レポートとして、小さなことから話題の事まで独自の視点で取り上げる、「わりと地域密着型ニュース」をお届けいたします。
初回は各種メディアでも取り上げられた「東京都府中市ダストボックス廃止」を出発点にゴミ問題に注目してみます。

 東京都府中市では、決められた場所に指定された分別方法であれば、ゴミは24時間好きな時に捨てる事ができました。不規則な生活サイクルやお年寄りの方、体の不自由な方でも、曜日や時間帯に制限される事なく利用出来ました。上の写真が昭和41年より導入し、46年には市内全域に完備された「ダストボックス」です。綺麗に分別されていますね。初めて見られた方もいるかもしれません。にっぽんプロデュースのスタッフが現地で数日前に撮影したものです。問題になっているのは、このダストボックスが早ければ平成20年度中にも撤去する方針を今月21日に正式に表明しました。(恐らく)行政が導入した国内最後のダストボックスです。なぜ廃止となったのでしょうか?

にっぽんのモラルはどこへいってしまったのでしょうか?


廃止の原因は「市外の住民による“越境投棄”、年間3億円の支出」
人口23万人の府中市のテーマは、「ごみ減量50%をめざして1万トンごみ減量大作戦」を掲げています。市内にダストボックスは、燃えるゴミは8千個。燃えないゴミは6千個。専用ボックス、集合住宅等、民地を借りているのが2,600個。道路が3,600個。公有地1,600個。年間賃借料は12,000円。多摩地域はゴミ処理場問題や、不法投棄問題など課題が多いですが、少なくとも利用しているまちの人々は以下の写真のようにペットボトルのキャップさえ綺麗に分別している徹底ぶりです。

欧米ではいまでも利用されているダストボックスですが、近い将来にっぽんからダストボックスが消える日がくるのかと思うと悲しいことです。

これは府中市だけでなく、にっぽんのゴミ課題にもつながります。
『自治体が取り組む環境対策レポート』では、環境省の情報をまとめた活性化する「ゴミ有料化」などが取り上げられています。レポートによれば、2000年度段階では粗大ごみを除く生活系ごみに対して、71.9%の市区町村が何らかの形で有料としている、とのこと。

その一部をもとにもはや生活にかかせないコンビニの袋をデータで調べてみました。日本フランチャイズチェーン協会によると、コンビニ1店あたりの年間のレジ袋総重量は平均約800キロ。全国のコンビニ店舗数は約40000店。単純計算32000トンです。それ以外を集めると、にっぽん全国の総数は年間約30万トンともいわれています。
ちなみに、このコンビニ袋。不法投棄で海などへ流れ、それをクラゲと間違えて食べてしまう事が原因で、ウミガメが大量に死んでいるというニュースも一時期話題になりました。

もちろんこれは、にっぽんだけの問題ではなく、アメリカでも大きな問題となっています。ニューヨーク市では1日に約1万1000トンのゴミが生み出されるそうです。それらゴミを遠い埋め立て地まで運搬するには20トントレーラーにして1日550台が 必要とのこと。

現代社会でひとが生活する限り、誰もが毎日ゴミを作るか、それに関与しています。
使い捨て製品を全て課税対象にすれば確かに一時的にはゴミ減量につながるかもしれませんが、本来、にっぽんにはもっと根本的な解決策を心の中に持っていたのではないでしょうか?

例えば世界的にも注目された「もったいない運動」のような、にっぽんの精神がいま改めて見直され、試されているのかもしれません。かつて、日本人に憧れた小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)が生きていた頃の「美しきにっぽんのこころ」のように。

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●MOTTAINAI・もったいない運動とは
ケニア出身の環境保護活動家であり、2004年に環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイが、2005年2月に京都議定書関連行事のため、毎日新聞社の招聘により日本を訪問したときに同社編集局長とのインタビューでこの言葉を知り、日本人が昔持っていた「もったいない」の考え方こそ、環境問題を考えるにふさわしい精神として感銘したという。マータイは同年2月17日に当時の内閣総理大臣・小泉純一郎と会談した際、「もったいない」を世界に広めたいと初めて言及した。その後、同年3月には国連女性地位委員会で出席者全員に「もったいない」と唱和させたりするなど、世界へこの語を広めようとしている。(Wikipediaより抜粋)



 


【追記】


銀座大混乱、エコバッグ争奪戦 警官も出動」
アニヤ・ハインドマーチ先行販売≫

「I’m NOT A plastic bag(私は使い捨てのレジ袋じゃない)」と描かれたエコバッグ。ただの買い物袋ではない。欧米のモデルやセレブなどが愛用し、ネットオークションでは定価の10倍以上の高値がつくほど希少価値が売りの“ファッションアイテムに約5000人の購入希望者が殺到・・・

 

エコ意識、意外に高い?「マイバッグ」6割所有
買い物を入れる「マイバッグ」を持っている人は約6割にのぼることが、環境省のアンケート調査で30日、分かった。意外に“エコ”意識が進んでいる一方、レジ袋の有料化に・・・

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コメント

トラバありがとうございました。 ブログコンセプト素晴らしいですね!
>田辺さん 管理人の茶々丸です。こちらこそありがとうございます。また遊びにきてくださいねー。

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