2007年08月13日

棚田は日本の宝です

皆さん、こんにちは。 先日、新潟県十日町市に行ってきました。地元の方に案内して頂き、色んな棚田(たなだ)を見て回りました。十日町市といえば、皆さんご存じかどうか、日本の中でも特に棚田が多いので有名な場所なのです。例えば、これ。

峠の棚田

日本の中に、こんな素敵な風景が広がっているんです。何だかうれしくなりませんか?

棚田は、自然と人間の生活との調和が生んだ、もはや芸術の域に達したとも言える”田んぼ”です。元々は単なる山の斜面であったところを、人間が耕していって作ったのですね。そういう意味では人工物なのですが、それでも、自然と調和した”ぎりぎりの”人工物と言えるのではないでしょうか。

棚田の写真を見ると、「綺麗だな〜」とだけ思ってしまうのですが、この風景を維持するのは本当に大変なんです。
不規則な田の形、1枚毎の耕作面積の小ささ(それが何段も重なっている訳ですね)、等々の理由により、普通の平地田んぼを耕すのとは比較にならない作業量が必要になるのです。
皆さん、上の写真を見て想像してみてください。見る分には良いですが、もし、これを自分が耕さなければならん、となったらどうでしょう?やれますか?

昔は各集落の皆が協力しあって棚田を耕作していたのですが、現在は、棚田の継承者が少なくなっていることもあり、耕作者の年齢が上がり、耕作作業がきつくなっている訳です(特に、草取りが大変とか!)。中には継承者がいないため、休耕田になってしまっている箇所もあり、これが今、急増しているんです。

休耕田

この写真の棚田も休耕田になってますね。
ちなみに写真に写っているかやぶきの家は、何だか雰囲気良いですよね。何でも、村の集会所なんだそうです。風流ですよね。

棚田はその保水力で、水害を防ぐ小さなダムの役目も持っているのですが、一旦休耕田になってしまうと、地すべりや渇水などが起こりやすくなります。また、再び田んぼにするのに時間がかかってしまうのです。都会でノホホンと美味しい水を飲んでいる私ですが、こういう現状を見ていると、黙っていてはいけない!と思いますね、さすがに。
我々の映画のテーマでもあるのですが、棚田のような場所こそ、今一度ヒトとヒトがつながることによって再生がはかれるのではないかと思っています。

今、色んな団体が棚田の維持に取り組んでいます。是非皆さんもこういった方々の取り組みを応援して下さい。
私もこれから毎週土日棚田に行こうかな、と思っています。


関連サイト:
日本の棚田百選



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