映画「降りてゆく生き方」撮影現場フォトレポート〜 in 民家(十日町)
33日目のパート4は、松之山のある民家をお借りして撮影を行いました。
ここでの撮影は、武田鉄矢さんとエキストラさんの2名のみ。
選ばれたのはこの方(写真下)
十日町市のオーディションを受けて頂いた方。風格ありますよね。実はこの方のキャスティングには、ちょっとしたエピソードがあります。まさに映画裏話という感じですが、それは後ほどご紹介いたします。
そして今回は、映画好きの方が楽しめるように「装飾」をピックアップ。
いつもながら魔法のように舞台場を作り上げる美術部さん。
今回の道具の一部がこちら(写真上)。これがどうやって活用されるか!
スチール(写真)担当者がやたら室内を撮りまくり、加えて遠方より見学者も来られた撮影現場をダイストでご紹介いたします。それでは、早速、ご一緒に中へ入ってみましょう!
室内は、こんな感じです(写真上)。でも、これは装飾前。
それが、美術部さんの手にかかるとこうなります(写真下)
さて問題です。
人物以外に、「上の2枚の写真は、どこが変わっているでしょうか?」。ヒントは、このブログ記事の3枚目の写真。右脳の訓練にご利用ください!
中央で熱く演技指導する倉貫監督の背後にも注目(写真下)。
囲炉裡の炎も美しいですね。
以前もご紹介した「囲炉裡」「消えもの」特集は>コチラ
消えものなどを、細かく最終調整中(写真下)
室内のこの光も直接照明以外に、室外から間接照明で作り出されています。
さて、いよいよ武田鉄矢さん(写真下中央)も登場。
何度かのテストを重ね、撮影本番開始です。
それではこの辺で、美術部さんの技の一部をご紹介します。
これらが、室内に装飾されるとこうなります!(写真下)
ところで、先ほど少し触れたこのエキストラの方(写真上)にまつわるエピソードをご紹介。
実は、この方は十日町のオーディションを受けて頂いたのですが、スタッフより実際に出演依頼の連絡をしたところ、当初全く信じてもらえず、連絡が途絶えてしまいました。キャスティング担当のスタッフが近所の方や、ご家族へ丁寧に事情を説明して、「本当に映画に出演して欲しいのです。こんな感じの映画でこんな方も出演されて、送迎もいたしますし....」と熱心に説得して、無事、この日の撮影に辿り着いたという訳です。
映画「降りてゆく生き方」にご出演依頼をお願いした方は、基本的にオーディションを受けて頂いた方々を最優先にスタッフが直接連絡しています。ただ、撮影場所やスケジュールが、ご本人のご都合や健康状態など、様々な理由で希望通りのご連絡ができなかった場合もあります。特に年配の方や健康状態による撮影場所でのケアの問題(車いすの方に対応したバリアフリーなど)、加えて、新潟県は想像以上に大きな県です。交通機関が整備されていても、時には何時間も車を走らせ、電車にゆられ、時には船で海を渡ります。それら全てを考慮する為にオーディションを受けて頂いた時点でアンケート書類を作成し、ご無理のない範囲でのお願いとご連絡をさせて頂きました。
そして、それら約2000人の方々へ、連絡するキャスティング専用事務所を新潟市に立ち上げ、全員へ、ひとりひとり丁寧に電話で出演依頼の電話をさせて頂きました。はっきりいってとても手間のかかる大変な作業です。スタッフは連日深夜まで、時には怒られながら、時には励まされながら、そして時には感謝されながら撮影現場へ来て頂きました。
そうした「人と人」が向き合う原点回帰の姿勢は、全国の様々な地域でのまちづくりの取材、新潟での米作り、森を中心にした環境関連団体への取材、独自手法によるの企業運営、歴史をヒモといた古代探索など、膨大な資料と長い時間を費やして調べ上げた、本作のプロデューサーの応用例でもあり、具体的な発案の1つでもあります。「あえて手間のかかる事をやろう!大切にしよう!」、それがこの映画の秘密のエッセンスとなっています。
映画「降りてゆく生き方」へ、エキストラとしてご出演依頼のお願いをして、当日、撮影現場へ来なかった方、突然キャンセルした方は、1人もいませんでした。ある撮影スタッフが不思議そうにこんな事を言っていました。「この業界に長くいて色々な現場を見てきたけど、この映画のキャスティング手法は、まさに奇跡だよ!」。
最後にこちらの方々をご紹介!(写真下)
東京から撮影現場へ見学へ来られたお二人。左の女性は、東京側で本作を盛り上げてくれている、映画「降りてゆく生き方/東京応援団」の中心的なメンバー。右の女性は、本作の美術担当スーパーバイザーのスタッフの奥様。遠方より泊まりがけでありがとうございました。
あっ、そうそう!実はこんな事もありました!
見学に来られた方が乗っていた車(写真上)が、急遽バッテリーが上がってしまいました!撮影班は次の場所に移動してほとんどいなくて困っていたのですが、車両部の方にお願いしてトラックからチャージしてもらいました!(さすが車の専門家)。ちょっとドキドキでした。だってこのエリアは携帯電話が通じないから!(苦笑)
撮影場所をお貸し頂いた、小暮様、ご出演頂いたエキストラの方およびご家族のみなさま、遠方より見学に来られたみなさま、誠にありがとうございました。
[ご注意]ブログ更新日と撮影日は、必ずしも一致しておりませんので、ご了承ください。
●この撮影現場フォトレポートはダイジェスト版ですので、公式サイトが立ち上がったら、もっと詳しいレポートをお届けいたします。ご期待ください。








